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魔色のダイヤ 3章

それと、この当時は展開とかプロットをあまり考えてなかった気がします。
とりあえず書いてみよう・・・、その程度の気持ちでした。
もちろんそれで良いものが書けるはずもなかったとは思いますが、当時はそれで楽しかったんですね。
だから3章から先は、今になって読み返してみると謎な展開になっています。
「遅すぎるわ。」
リィズは心配していた。
変である。
ミスティは「夕方前には戻る」と言っていた。
すでに夕方。
ミスティは今までリィズに言ったことを守らなかったことはない。
こんなことは初めてである。
「どうしたのかなぁ、お姉様・・・。」
宿屋の前にでてうろうろしてみる。
してみたとこでどうにもならない。
ふと遠くを見つめると、誰かがこっちに歩いてくる。
「・・・?」
いや、走ってくるようだ。
少年だった。
「・・・どうしたの? 急いで・・・。」
「逃げろ!」
少年は必死の形相でリィズにそう伝えた。
「どうして?」
「裸の女の人が、街の大人を襲ってるんだよ!!」
そこまで言うと、少年は顔を赤らめて
「・・・性的に・・・。」
それを聞き、リィズも顔を赤くした。
「と、とにかく僕は逃げるからね!!」
そう言い残すと、少年は一気に走り去った。
「・・・怖いわぁ・・・。どうしよう。お姉様、早く帰ってきて・・・。」
当然リィズは知らない。その「裸の女の人」がミスティであることなど。
再びリィズの視界に人影が舞いこんできた。
・・・ミスティだった。
しかし、服を着ている。
「ああぁ、お姉様ぁ~~!!」
リィズは走り出し、ミスティにしがみついた。
「なんか、裸の女の人が街を襲ってるんだって。早く逃げましょ!」
「・・・何を言ってるの? いたって普通だったわよ、街は。」
「え?」
ミスティは普段どおりリィズに接しているように見えた。
「さ、宿に入りましょ。つかれちゃったわ・・・。」
「え、ええ・・・。」
二人は宿屋に入っていった。

中では、店主が逃げる仕度をしていた。
ふと、ミスティと目が合う。
「なんでも街に裸の女が現れて、手当たり次第に犯しているそうですぁ・・・。」
そこでミスティの目が、レゼスに対してと同じように紫に輝いた。
「何を言ってるのかしら・・・? この街、いつもどおりじゃない?」
店主の目が虚ろになっていく。
「・・・、そ、そう・・・ですか・・・?」
「???」
リィズは状況がつかめない。
「さ、リィズ、部屋に行くわよ。」
「はぁい。」
よくわからないまま、リィズはミスティと共に部屋に戻っていった。

二人の部屋は、ちょうどシングル*2という感じの構成だった。
リビングのような部分と、ベッドルームが二つ。
すべてはミスティが過去の冒険で稼いだ金品がなせる技だった。
「・・・わたし、少しつかれちゃった。先に休むわね。」
ようやく日没、という時刻だがミスティはそんな言葉を残し、自分の部屋に入っていった。
「は~い。」
そんなミスティをリィズは詮索しなかった。
単に「疲れているだろうから」という理由であるが・・・。
リィズはノック音を聞き、部屋の外に出ていった。

部屋に引きこもったミスティ。
その心の中は理性と欲望が激しい戦いを繰り広げていた。
先ほどレゼスを犯したときは、欲望が表面化していたようだ。
いずれにせよ、ミスティの心は7割以上ダイヤに乗っ取られている。
「うう・・・、リィズを・・・、リィズをやりた・・・い・・・。」
小声でそう呟きつつ、ベッドに倒れ伏す。
「だ、だめ・・・。あの子に、迷惑は、かけられない、わ・・・!」
しかし、体は疼いて仕方が無い。
「ああ・・・、リィズにも、この、快楽、を・・・、あげたい・・・。」
自分の体を抱きしめるように腕を組むミスティ。
だましようが無いこの疼きは、そろそろ限界になってきた。
「リィズに、種を・・・、そうすれ、ば、・・・リィズ、も、この、快楽・・・、を・・・。」
何とか疼きを止めようともがくミスティだが、もはや不可能だった。
「はぁ、はぁ、リィズ・・・、で、でも、・・・、ああ、だめ・・・、リィズ・・・!」
かなり意識が朦朧としてきた。
理性と欲望との戦いは、どうやら欲望に軍配が上がりそうである。
ミスティは疼きに耐えられず、服を脱ぎ始めた。
遺跡でいったん服を脱ぎ捨てたが、街を襲ったときにゲットしたものだった。
女性は紫に光るその瞳の魔力で眠らせ、男性からは精液を吸い取る・・・。
女性を眠らせたのは、ミスティにかろうじて残っていた理性のおかげだった。
服を脱いだミスティは、そのまま072を始めた。
「ああ・・・、リィズ、あなたにも、種を・・・、快楽を・・・。」
くちゅ、くちゅくちゅ・・・。
秘所をこするミスティ。
その手の動きは、ダイヤに寄生された当初に比べてかなり手馴れたものになっていた。
「うああ・・・、気持ち、イイ、・・・、リィズぅ・・・。」
自分がリィズや、他の人間とは違う存在になってしまった背徳感。
リィズに見られるかもしれない、という焦燥感。
それらの感情が、ミスティの快感をさらに強くしていく・・・。
「ああ、リィズ。もうだめ・・・。わたし、あなたを・・・。」
街の男性数人から精液を得たダイヤは、いまや成長しようとしていた。
そう、今この段階は寄生第1段階、とでも言えるレベルだ。
「ああっ・・・、気持ちいい・・・! 」
軽く達したミスティ。
だが。
「・・・は・・・っ! な、何ぃ・・・!?」
胎内で何かが動いている。
もちろん、魔色のダイヤである。
今まではミスティの中で根付いていた。
そして、ミスティの感情にかなりの強さで干渉していた。
「うああ、だめ、おかしくなっちゃうよぉ、あああ、気持ちイイー・・・!!」
胎内ではダイヤの根が触手のようにうごめいていた。
ミスティの膣口から、その根がちろちろと姿を見せている。
その出入りの動作が、ミスティにたまらない快楽を与えているのだった。
もはや手を動かす必要もない。
くちゅくちゅくちゅ・・・。
「はあああ、いいぃ、いいのぉ・・・、あ、あああ、イクぅ!!」
ミスティは激しい絶頂に達した。
膣口からはあの紫色の愛液が噴出した。
体を弓なりにして、びくん、びくんと痙攣する。
絶頂感のさなか、ミスティは気を失った。

数秒後。
気を失ったミスティの膣口から、魔色のダイヤの根らしき触手が出てきた。
触手はミスティの体を覆っていく。
少しずつ、少しずつ。それでいて、確実に。
どんどん増殖し、どんどんミスティを覆っていく。
いや、取りこんでいく・・・、とでも表現できよう。
やがて触手は、ベッドの上で横たわるミスティを中心にして部屋全体を覆い尽くした。
ミスティを取りこみ終わると、遺跡でダイヤに寄生された直後のように、
どくん、どくんと鼓動し始める・・・。
触手の塊からは、あの紫色の愛液が滴っている。
だが、先ほどまでの愛液ではないようだ。
すさまじく強烈な淫香を放っている・・・。

宿屋の親父に呼ばれて、フロントっぽい所にいるリィズ。
たいした用事ではなかった。
この街から次はどこに行く? 程度の内容。
かなりの野暮用だった。
ただ、目的地によっては盗賊発生地帯とか、疫病蔓延地域とかもあるので
そういった意味では重要なことだった。
「お姉様に聞かないとわからないですよ~。」
「お姉様って、あの女の人かい?」
「そうです。」
リィズはミスティにくっついている付録みたいなもんだから、本当にわからない。
「・・・今すごく失礼なこと言われた気がする・・・。」
知るかボケ。いちいちガキの設定考えてたら、時間がかかって読者が(ry
「・・・怒」
すいません社長! 許してください!!
「誰と話をしてるんだね??」
店主は訳がわからなさそうに、キョロキョロと当たりを見回す。
そりゃ見えないだろ。天の声だよ天の声。
「・・・いい加減にしなさい。何でもないんですよ~~。」
などと言いつつ、店主に作り笑いをしてみせる。
「・・・??」
首をかしげる店主だったが、すぐに調理室に行ってしまった。
リィズはそのままテーブルの上にあるチラシを手にとってみた。
「売ります! 古代文明の辞書!!」
それはミスティが持っていた、不完全な辞書の完全保存版だった。
よくあることだ。苦労して入手したのに、数日後にはみんなそれを持っている。
リィズはかなりミスティがかわいそうになった。
「そういえば、お姉様が持ってる辞書は不完全だったはず・・・。」
リィズは迷わずその辞書を買うことにした。
すると、先ほどの店主が顔を出した。
「辞書かい? あるよ。ここに最後の一つが。」
などと言い、テーブルの上に出した。
「ワシが持ってても仕方ないから売ろうと思ったんだが・・・、貴重なものなのか?」
リィズは手に取る。
間違いない。本物だ。それも、誰が作ったのか知らないが完全保存版。
「ん~、あまり貴重じゃないですよ。骨董品屋に売っても昼食代くらいにしかなら
ないと思いますよ。」
嘘ついた。
「なんだ・・・、そんなもんか。なら、お嬢ちゃんにあげるよ。」
そう言い残すと、店主は再び調理室へ戻っていった。
『よっしゃ! 辞書ゲッツ!!』
ガッツポーズしつつ、リィズは内心でそう思った。
「さ、部屋に戻ろーっと・・・」
リィズは階段を上っていった。

部屋に入る。
誰もいない。
ミスティは寝ているとリィズは思っていた。
しかし、その幼心は完全な辞書を入手したことを伝えたくて仕方がなかった。
「お姉様~~!」
ノックせずにドアを開ける。
夜ということもあり、暗くて中はよく見えない。
ロウソクに火をともし、リィズは息をのんだ。
「!! な、何よこれ・・・」
壁という壁は植物の根っこのようなもので覆い尽くされ、ベッドがあった場所には
その根っこの塊のような物体が鎮座している。
リィズが目にしている間も、その塊は鼓動している。
「動いてるし、これは・・・」
そこで言葉が途切れた。
塊や根っこから分泌される紫色の液体の香りをかいだのだ。
「何、この甘いにおいは・・・。頭がぼーっと・・・」
ちょうどリィズはドアから数歩進んだところにいた。
ダイヤの触手はするすると伸び、ドアを閉めると同時に開かないようにドアを
覆い尽くしてしまう。
「お、お姉様ぁ・・・、どこぉ・・・?」
ふらふらと塊に近づいていく。
塊の前に到着すると同時に、その塊に変化が生じた。
何かをせり出すように動き始めた・・・。
「あ・・・。」
リィズは淫香に冒されつつも、目を見張る。
その触手の塊からは、ミスティが出てきたのだった。
ミスティは紫色の愛液の中で眠っていたらしく、大量の液体がそこから流れ出した。
「お姉様、わたし、辞書を・・・」
言いながら、リィズはベッドだったところに登る。
丁度ミスティはそのすぐ前に立ちはだかるような場所にいる。
ミスティは何も言わずにリィズから辞書を受け取る。
「・・・辞書・・・。そんなものはもういらないのよ、リィズ。」
「え・・・?」
リィズはミスティを下から見上げる。
リィズの記憶には、ミスティはペチャパイとある。
しかし、目の前にいるミスティは豊満な体つきをしている。
そういえば宿に戻ってきたときに感じた違和感はこれだったのか。
ミスティは思った。
だが、そのとき以上にミスティの体は美しく、そして妖艶になっている。
そして、目つきが全然違っていることに気づく。
まるで獣が目の前の獲物をなめるような目つき。
「お姉・・・様・・・・・・?」
ミスティはリィズに歩み寄る。
途端に淫香が濃くなる。
「ふふふ・・・。私、生まれ変わったの。至高の快楽を得られるように、ね。」
「か、かい、らく・・・?」
「そう。快楽よ。」
そう言うと、ミスティの周囲から触手が伸びてくる。
するとどうか。
触手たちはミスティを愛撫し始めた。
「はぁ・・・。気持ちいい・・・。あなたもどうかしら? リィズ。」
ミスティは手を伸ばし、リィズの胸あたりに触れる。
「あっ・・・!」
なんと、ミスティが触れただけでリィズの服が破れ、下着までもがボロボロになってしまった。
朦朧とする意識の中、リィズは思った。
お姉様は何かに取りつかれている・・・。
なんとかそれを口に出そうと試みる。
「お、おねえ、さま、は、なっ・・・、なにか、に、とりつか、れてる、の・・・?」
かろうじてその言葉を口に出せた。
「取りつかれている? 何を言ってるのよ、リィズ。生まれ変わったって言ったじゃない。」
そして、自らの股間をリィズの顔に近づける。
「リィズ、なめてよ。私を気持ち良くして。」
秘所から発せられるすさまじい淫香に当てられ、リィズは正気を失ってしまう。
「はぁい・・・。」
ミスティの膣口から出た触手は、そのまま体外に出てしまったらしく、今のミスティの
秘所に触手は存在していなかった。
リィズはゆっくりとミスティの秘所をなめ始める。
「あん・・・、ふはぁ、いい・・・。」
ぺちゃ・・・、ぺちゃ・・・。
愛液がかき混ぜられる音が、暗い室内に響く。
「甘ぁい・・・。お姉様の、液、とっても甘いのぉ・・・。もっとぉ・・・。」
憑かれた表情で、リィズは再びミスティの股間をなめ始める。
「リィズぅ・・・、いい香りでしょう・・・。私の体・・・。あん・・・。」
ぺちゃ・・・、ぺちゃり・・・。
「はぁ・・・、あ、イク、いっちゃう。リィズ、いっちゃうよ・・・、あ、あああっ!!」
ミスティはリィズの顔に自らの液体を吹きかけた。
「ああぁ・・・、甘くて、おいしいぃ・・・。お姉様のぉ・・・。」
リィズは自分の顔から流れ落ちていく愛液を、もったいなさそうに手ですくい、なめる。
「さぁ・・・、ミスティ・・・。あなたも生まれ変わらせてあげるわ。最高の快楽を味わえて、
もっと美しい体に・・・。」
その言葉と同時に、壁を覆っている触手がリィズの体に近づき、愛撫し始める。
「あ・・・、ああ、い、いや・・・。気持ち悪い・・・。お姉様、たすけて・・・。」
リィズは本能的に「気持ち悪いもの」として、触手を認識したのだ。
嫌がっても、触手はなおも愛撫しつづける。
「大丈夫。最初は気持ち悪いかもしれないけど、すぐに心地よくなるわ・・・。」
優しい声でミスティが話す。
その体には何本もの触手がまとわりついている。
胸に、腰に、そして股間に・・・。
やがてリィズを犯す触手の動きは、彼女の股間に収束し始めた。
それでいて乳首を襲ったり、紫の愛液を潤滑剤にしてずるずると全身を滑らせることも忘れない。
「あああ・・・、あ、あそこが、お萬こが熱いよぉ・・・、お姉様ぁ・・・。」
「・・・ふふ、それが「気持ちいい」感覚なの。じきにもっと欲しくなるわよ・・・。」
いつのまにかリィズの秘所からも愛液が流れ出していた。
触手がうごめくたびに、「ぐちゅっ、ぐちゅっ」と卑猥な音を響かせる。
「ひぃっ・・・!!」
リィズの体が大きくのけぞる。
栗とリスを襲撃されたのだ。
そのショックは、彼女の感覚を大きく変えてしまった。
「あ、あああ・・・、気持ちいい・・・! これが、気持ちいいって、か、感覚なのね・・・」
「さぁて・・・。そろそろ本当の快楽を教えてアゲル。」
そう意味ありげに言うと、ミスティは自らの秘所をこすり始める。
すぐにミスティの秘所は紫の愛液で満たされる。
「もっと気持ち良くなりたいでしょう?」
「あ、あああ、は、はい。わ、わたし、もっと、気持ちよくなりたいぃ・・・。」
まるでその言葉の感応したように、触手はリィズをベッドに横たえるような位置に動かした。
そして、その上にミスティがまたがる。
「私の種をあげる。・・・人間じゃなくなるけれど、それ以上の快楽を得ることができるよ
うになるのよ。」
そう言いながら、ミスティは自分の膣口をリィズのそれへと近づけていく。
「ああ、はやく、はやく。お姉様ぁ、はやくぅ・・・。」
もはやリィズは完全に快楽の隷徒と化していた。
つい先ほどまで拒んでいたものを、自ら望んで受け入れようとしている・・・。
「んふふふ・・・。私の種はすばらしい世界への通行証明証よ・・・!!」
その言葉と同時に、ミスティは自分の秘所をリィズの秘所にあてがった。
途端にミスティの膣口が妙な動きをし始める。
ダイヤが増殖しようとしているのだ。
「あ、あああん!! いいわ!! リィズ、さぁ受け取ってぇ!!!」
その胎内でのダイヤの動きは、ミスティに強い快楽を与えている。
そして分裂したダイヤは、すぐにリィズの中に入ろうと移動しはじめた。
「ああ、ああああ、い、イク、いくぅ!! 気持ちイイ~~!!!!」
ミスティは大きく弓なりに体をのけぞり、びくんびくんと痙攣する。
その瞬間、分裂したダイヤがリィズの秘所に入り込んだ。
「ああああ、な、何かがくる! すごく気持ちいい!! すごい、すごいのぉ!!!」
リィズにまとわりついている触手の動きが一気に高まる。
「ああ、おかしくなっちゃうよぉ!! あ、ああ、も、もうだめぇ!!!」
リィズもまた、体をそらせて絶頂に達して気絶してしまった。
大量の愛液を分泌していたため、ダイヤは瞬時にリィズの胎内に根を下ろし、寄生してしまった。
そしてすぐに、遺跡でのミスティと同じように紫色の愛液があふれだし、飲み込まれてしまった。

数分後。
暗い室内には、ミスティの美しくも淫らな裸体が浮かび上がっている。
「はぁぁ・・・、とっても気持ちよかったわ・・・。」
目の前にはリィズの眠る愛液の塊。
「最高だわ。・・・もっともっと繁殖させれば、もっともっと気持ち良くなれるのね。」
「そうよ・・・。」
その愛液の塊から声が聞こえる。
そしてその愛液が流れ出し、中にいるものの股間に流れ込んでいった。
「もっと、もっと。私達の種でこの世界を埋め尽くすの。」
やがて姿をあらわしたリィズだったもの。
かつてのミスティと同じように、淫気によりリィズも体格が変わってしまっていた。
身長が伸び、胸が豊満に。
紫色の愛液をたたえた股間。淫らにくびれた腰。
吐く息と言葉にさえ毒が含まれる、濡れそぼった唇。
爛々と妖しく輝く二つの瞳。
まさに淫魔がそこに誕生した瞬間だった。
「・・・私達? 真祖は私のはずよ?」
ミスティは自分が元祖の魔色のダイヤを宿している、と主張しているのだ。
「残念ね。あなたはクローンよ。」
その言葉と同時に、部屋の触手がミスティに絡みつく。
「あ、ああ・・・!」
ミスティの顔が恐怖と悲哀に染まっていく。
自分が女王だったのに。
つかの間の優越感に浸っていた自分が、今はそこにいた。
目の前のリィズの瞳が紫に輝く。
「さぁ・・・、受け入れなさい。私の支配を。」
ミスティは自分がリィズの瞳に吸い込まれていきそうになるのを感じた。
がくり、とミスティの頭が垂れ下がる。
その間に、リィズはミスティの中のダイヤにアクセスし、
ミスティを自分の支配下に置くよう命令をした。
やがて、ミスティは頭を上げた。
その瞳には意思の光はない。
「お姉様、気分はどう?」
などと問うてみるリィズ。
「はい・・・、とっても幸せな気持ちです・・・。」
虚ろな瞳のまま、答える。
ほんの一瞬の間で、ミスティはリィズに洗脳されたのだった。
「わたしは、リィズ様の人形です。リィズ様のため、快楽のためなら何でもします。
・・・どうかこのミスティを、長らくかわいがってください・・・。」
能面のような表情でそう言う全裸のミスティ。
もはや本当にリィズの下僕となったようだ。
「ふふふ・・・、それじゃあ早速楽しみましょう・・・。」
「はい・・・、愛するご主人様・・・。」
すぐに触手のうごめく卑猥な音と、女性二人の淫らな喘ぎ声が夜空に響き始めた・・・。

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プロフィール

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Author:FBX
某所にSSを投下して数年。しばらく休憩していましたが、悪堕ち界隈の方々との交流等もあり、復活と同時に自分の記録をつけるため開設。拙作は月光蝶氏による保管庫、まブ氏によるまとめブログのみに転載を許可しております。

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